トリマーの需要と将来性は？

どうも！現役トリマー今ちゃんです！

今回はトリマーという職業の需要や将来性はあるのか、現状はどうなのかなどについて話していきたいと思います！

現状

ペット業界

今ペット業界は私たちの生活とは切っても切り離せないものになっていると思います。元々人が生きていく中で犬を飼うというのは絶対に必要なことではないのですが、今の時代の流れが人と犬をより濃く繋げていっていると私は思います。

それこそ、昔に比べ少子化、高齢化社会になったり、核家族が増える、医療の進歩などなど、いろんなことがこのペット業界にもつながっています。

昔よりも人と人とのつながりが、薄くなり少数の家族や一人暮らしの方が増えたり、定年を迎えて子供も大きくなり、一人で暮らす、高齢になった方などそういった人達が求めるのがワンちゃんを飼うということです。

寂しさを埋めるために愛らしいワンちゃんに癒しを求める人が多くなり、一つの家庭に１頭どころか、２頭、３頭飼われている方も少なくないと思います。

 

そして、医療技術の進歩で人間のみならず、ワンちゃん達の寿命も多少長くなっていると思います。私が働いている中でも、もう犬だとかなり高齢な１５歳や１６歳でも全然元気そうなワンちゃんも結構いらっしゃいます。

そんな飼う方の多い世の中になっている中なら、トリマーという仕事は絶対なくならないだろうなと思います。

歴史

犬というのは人間がまだ原始時代とかの昔から、共に生きてきている動物になります。主に狩りや牧羊などの手伝いとして協力しながら生きてきて、時代が流れ愛玩犬になったり、形は変わりながらもずっと人間の歴史の中に犬はいました。

 

なので、その歴史の中で犬というのは、人間のエゴにはなるかと思いますが、人と共にでないと生きられないように品種改良されてきています。

犬と一括りになっていますが、色んな姿形の犬がいますよね？他の動物でここまで多くの種類が分かれているのはそういないのではないでしょうか？

それがなぜかというと、犬は人間の必要な用途に合わせて変えられてきているからなのです。

 

例えば色んな方に知られているダックスフンド、可愛らしい短い足で鼻はシュッと長い顔、なぜあのような姿かというと、ダックスは穴に潜む、アナグマキツネ、野ウサギのような動物を狩るのに特化した姿にするためにそういう個体を厳選し繁殖させたためにできました。

他にも、ブルドッグなんかは闘犬として有名ですが、人間の娯楽として牛や熊なんかと戦わせるために生まれた犬種です。こういう話は同じ人間として良い気分にはなりませんが、それがワンちゃん達の歴史なのです。

今そんな事を目的にすることはありませんし、ペットとして可愛がられているワンちゃんになっていますが、そうやって進化してきたワンちゃん達は必然と人間なしでは生きられなくなっているのです。

どういうことかと言うと野良犬なんかになるともちろん保健所などの話しになってしまうので、人間社会に順応しなければいけないのですが、それだけではなくお手入れも人間の手でしてあげないといけないですし、先ほどあげたブルドッグなんかは人間が手伝わないとほぼほぼ自力で交配も出来ません。

そういう風な歴史があるからこそ、犬が人間と暮らす限りトリマーという仕事は必須なんです。ワンちゃんが幸せに暮らすためには、人間がお手入れしてあげないといけない、それもちゃんとした知識を持ったプロがやってあげないと、いろんな姿のワンちゃんをそれぞれ適した形でお手入れするのは難しいのです。

需要

活躍の場

今それだけペットを飼う方が増えている中、飼い主様のニーズもどんどん進化しています。ただ綺麗にしているだけではなく、ペットエステやマッサージ、アロマ、ネイルなどなど、人間さながらのサービスを求める方が多くなっており、それに合わせてペット業界も様々なサービスを提供し、進化しています。

トリマーもフォーマルな基本のカットだけでなくどんどん新しいスタイルのカットが増え、人気のスタイルやデザインカット、流行などに合わせて変わり、先ほどあげた、エステやマッサージ、アロマなども出来る方が出てきたり、働く場もサロンだけでなく色んな所が出来ました。

店舗の増加

今の時代の流れでも話したように、ペットを飼う方が増えていると、必然と店舗も増えています。今トリマーの内情も雇われていると難しいなどもあり、開業する方が多くお店が増える傾向にあるのも相まってどんどん新しいお店が増え、競争も激化しています。

将来性

もろもろここまでに話したことを考えるとこれから先もトリマーの需要というのは増えると思います。現在トリマーの待遇問題などから技術者が少なかったりもありますが、これだけ時代が犬に対してお金をかける方が増えて、昔と違い美容室に出すのが一般的になったりそれ以上にかわいがる方もいると、トリマーの待遇も改善されていくのではないかと思います。

と言うよりも改善されなければこれからの需要に対してトリマーさんの数が圧倒的に足りなくなると思います。現状でもしっかりカットが出来るベテラントリマーになると本当に数が少なく、技術者不足に悩んでいる店舗が多く見られます。

なので私の予想ですが、これからどんどん需要が増える中、トリマーの数が足りず待遇を上げていくお店が出てくるんじゃないかと思います。

そうするとトリマーが安定して稼げるようになり、離職率も下がるので、技術者不足の問題も減っていき、これからトリマーになりたい人も目指しやすい職業に変わっていくのではないかと思います。

今はどうしても、女性が多く結婚や、妊娠などで離職する方が多いので、しっかりと稼げる職になり、家族を養う男性でも満足にやっていける職にすれば、トリマーの未来は明るくなると思います。

まとめ

今回はトリマーの現状や将来性に触れましたが、あくまで私の意見なのでこれからどうなるかは分かりませんが、決してトリマーの未来は暗くはないと思います。

これからもっとトリマーというのは色んな場で求められる職になると思うので、本気で目指す方は、いろんな活躍の仕方があると思います。私もいちトリマーとしてこれからの将来トリマーになりたい人のためになにか貢献していければと思います。

このブログもそのきっかけの一つになればより良いなと思っています。今はトリマーについての記事を中心に色んな方向から書いていますので、見て頂ければと思います。そしてこれからペットについても色んなことに触れていきたいと思っています。