どうも!現役トリマーの今ちゃんです!!
今回はトリミングをうまくなりたい!と思っている人へ考え方や注意すること、意識すること、どうすればいいか?などについて話したいと思います。
技術を磨くのって大変そう!
みんな努力してるのよ!
上達する前提
考え方
トリミングの技術を向上させるのにまず大前提で大切なことが、考え方です。それはどういうことかというと、いくら有効な練習方法をしたところで頭を使って考えること、「自分の苦手部分を見つめる」、「それを改善するには何をすればいいだろう?」など意識をしっかり課題に向けて努力する気持ちがなければ、ただ作業を繰り返しているだけでは何の意味もありません。
よく「トリマー歴10年以上のベテランです」とか一見すごいと思われる人でも実際に美容してもらったら、大して上手くないじゃん!て人がいます。
それはその人がただ作業として頭を使わずにトリミングをこなしてきたからなんです。トリミングというのは数をこなす事や、経験を積まないと出来ないことが多いですが、
何も考えず日々を消化するようなトリミングは何の向上にもなりません。
普段からベーシックもカットもやりながら、ここをこうしてみたらどうだろうとか、切り方を変えてみよう、順番を変えてみようなど、いろんな思考錯誤をしながら数をこなしている人は相応にしっかり成長していきます。
もちろん成長というのはレベルが高くなれば高くなるほど、スローペースになり自分で認知しにくくなりますが、長いスパンで見た時に確実に成長しています。
私は特に、新卒などまだまだ伸びしろがある段階の人間は努力すれば、トリマーをしているのがもっと楽しくなるのになと思います。初めのうちは自分でもすごくわかりやすく成長を感じるので、日々が楽しくなり、モチベーションもすごく上がります。
何が苦手か考えてみよう!
そうそう!考えることが大切なの!
良くない人
私が今まで見てきた後輩トリマーの子達で多いのは、仕事内でしかトリミングをやらない、練習しない、質問しない、分からないことを明確にせず放置している。
といった人がとても多かったです。それなのに一丁前にもっとカットさせてくれだとか自分はもっと出来るとか文句を言ったり、口にはしなくてもそんな態度ばかりしていました。
正直、新卒のトリマーの子がいくら学校で優秀だとか才能があるとか褒められていようが、現場では全く通用しません!それは学校の優秀は現場の最低限のレベルだからです。
学校を卒業して資格を取ったら一人前と勘違いする人がいますが、学校の卒業はやっとトリマーの入り口に立たせてもらえただけだということを理解してほしいです。
その他も掃除や雑務、仕事への意識というのも大切です。私は他の記事でも書いていますが、
美容室を綺麗に保てない人間が美容を綺麗に出来るとは思えません。
なので、掃除が出来ない人はカットをさせるに値しないと思っています。トリマーという技術職は絶対に経験を積まなければ上手くはならないので、下積み時代というのが誰しもあります!
私もかなり雑用ばかりやったり、カットは出来ずシャンプーベーシックのみやって上の人にカットをしてもらうなどで手もボロボロになりながら下積みをやってきました。確かにつらいししんどいのですが、それがあったからこそ、今の自分があると思います。
何事も楽して上手くなるなんて無理です!
厳しい言い方ですが、そんな甘い職業ではないので、やる気がないならやめればいいと思います。
私が見ている限りでも大して努力もしてきていない、なんちゃってトリマーは多いなと思います。
ただ、トリマーの中でもどんなことを主にして働いているかによって必要な技能の差はあります。ショップ勤めの人間がショーとかに出るためのカットを必死に勉強してもそれは違うし、逆にコンテストやショーに出たい人が、ペットカットを必死に勉強するのも違います。自分に必要な技能を理解して、そこをしっかり学ぶ姿勢が大事だと思います。
こういう記事を読んでいる方が、そんな考えの人間ではないと思いますが、トリマーだけではなくどんなことでも努力しなければ、上達はしないということです。
頑張って立派なトリマーになりたいね!
楽しい未来のために努力も必要!
上手くなる課程
自分を見直す
まず練習するにしても、自分は何が苦手で何が得意かをはっきり見直さないといけません。それが分からずにがむしゃらに練習したところで、効率が悪いし的外れなことをやってしまう可能性があるからです。
そして見直す時、ざっくりとなら何が苦手かなどを把握していることはありますが、それを細かく考える必要があります。
例えば、ベーシックでは「ドライングが苦手」カットでは「プードルのカットが苦手」だとします。じゃあいったいその苦手な部分にどれくらいの時間がかかっているのか、なぜ時間がかかるのか、というのをはっきりさせます。
ぼくは、サラサラな毛が苦手だな~
そういうトリマーさんも多いわね~!
苦手の細分化
それには全体の時間から細分化して一つ一つの時間を把握してください。
まずドライング。例えばプードルのドライングに1時間近くかかってしまいます。となった時、その原因はなんなのかです。洗いが足りていないから乾きにくいのか、水分量を残し過ぎているのか、吹き飛ばし(エアーホース)の使い方が悪いのか、スリッカーの使い方が下手なのか、
とドライングが遅いという一つのことでも、色んな原因が考えられます。その原因がわかれば、シャンプーの時を改善するよう練習するのか、スリッカーの動かし方を練習するのか、吹き飛ばし(エアーホース)の使い方を練習するのかと色んな選択しが出てきます。
もしスリッカーが原因なのにシャンプーの仕方を練習していても改善しませんよね?なので、自分の苦手を細分化して、しっかり把握する必要があるのです。
カットでも同様です。カットが遅いも、なにが遅いのか。顔のカットなのか、あしのカットなのか、足回りなのか、それはなんでか、形を作るのが遅いのか、チッピングが遅いのか、そういうところを見直さなければ、練習しようと意味がありません。
正直それを見直して、普段の業務で気をつけるだけでも、格段に成長できます。
それまでしていなかった人がこういうことを意識出来るようになると、明らかに行動や態度が変わるので、上司にも認めてもらえるようになると思います。
この自発的な行動、やる気というのが一番大切です。
そんなに細かく考えてるんだね~!
かかった時間を書くのも分かりやすくなって良いわよ♪
まとめ
今回は上手くなりたい人がどういう考え方をすれば、成長出来るのかについて話しました!まあどんなことでも努力なくしては上手くはなれないということですね!
そんな事を言っている私も日々勉強なので、今も切磋琢磨させてもらっています。今回説明したのも、私が実際に下積み時代に意識していたことなどをご紹介させてもらっているので、必ず正しいことではありませんが参考にはなるのではないかと思います。
何にしても、出来る新人はセンスがあるとか、呑み込みが早いや愛想が良いとかじゃないんです!やる気があるか!努力出来るか!なんですね。
もちろん全部あれば言うことなしですが、センスがあっても、愛想が良くても、呑み込みが早くても、やる気のない、努力しようとしない人間は好かれませんし、どこかでそういう努力している人間に抜かされます。
なので新人トリマーさんやそれ以外にも上手くなりたいと思っている人は、考えること努力することを諦めないでください!
トリミングはセンスがなくても努力でうまくなれる仕事です!
それでは次回は実際にどんな風に練習したらいいのかなど、実際にやると良い練習方法について話したいと思います!