どうも!現役トリマーの今ちゃんです!!
今回は子犬を飼った方のしつけについて話していきたいと思います。
初めて犬を飼ったけどしつけってどうやってするんだろう?
どのタイミングからするものなんだろう?と色んな悩みが出てくると思います。
そんな悩みにお答えします!
しつけの心得
まずは、しつけをするうえで意識しなければいけない大切なことが3つあります。
Point
1.怒らず根気よく続ける
2.褒めて伸ばしてあげる
3.構い過ぎてはいけない
この3つは当たり前のようで、なかなか忘れてしまいがちな事です。
子犬を育てる時、場合によっては叱ることも必要かもしれませんが、叱り方というのは難しく
タイミングや怒り方を間違えると全く意味がなく、逆に悪い影響を与えるものになります。
なので、怒って恐怖から従わせるのではなく、良いことをした時に褒めて伸ばしてあげるのが、
犬にとっても飼い主にとっても、一番良い関係がつくれます。
そして、構い過ぎてはいけないというのも子犬を飼った時にとっても大切なことで、
犬は元々人間よりも寝るのですが、子犬は特にたくさんの睡眠時間が必要で、
一日に約17時間以上寝ます。なので、来たばかりでいっぱい遊びたいとか
可愛がりたい気持ちはありますが、あまりやり過ぎてしまうと
子犬の寝る時間が短くなってしまい、良くありません。
せっかく家族になてくれたワンちゃんにしっかりと健康に育ってほしいのであれば、
我慢も必要ということですね!
しつけを始める時期
子犬の成長というのは人間よりもとても早く、犬の一日は人間の10日にも値するため
子犬の時期に学んだ経験や過ごし方が、その後にとても大きく関わってきます。
特に4~6ヶ月までは1ヶ月間が人間の一年に該当します。
小さい時から色んな経験をさせることが大切になってくるのです。
生後1ヶ月目
この時期はまだ生まれて間もないので、脳がしっかりと機能しておらず、
この時期に無理にしつけようとしても、覚えられません。
なので、この時期に一番大切なのは愛情をいっぱい注いであげることです。
ワンちゃんもお家に来たばかりだとどこか分からなくて不安になるで、安心できるように
慣れさせてあげることを意識しましょう。
ただ、この時にも出来るしつけとしては「名前を覚えてもらう」、「トイレトレーニング」
の二つです。焦ってやる必要はありませんが、名前は自然といっぱい呼ぶことに
なると思うので、ここでも出来ることになります。
注意
もし叱る時などは名前は呼ばず、「だめ!」や「ノー!」
などの言葉を使いましょう。もし名前で叱られてしまうと
「名前=嫌なこと」という認識になり、名前を呼ばれても近づいて来なくなります。
そして、トイレトレーニングは来たその日からが始まりです。
トイレをする場所は小さい時から少しずつ覚えさせていきましょう。
トイレトレーニングの詳しい方法については
こちらから⇒プロトリマーが教える子犬の育て方!【トイレのしつけ方編】
生後2ヶ月目以降
この時期から本格的にしつけに入りましょう。このくらいの子犬は「社会化期」
と呼ばれる時期になり、この期間はとても吸収が早くしつけが入りやすいので、
色んな事を経験させると、後の問題行動を起こすことも防げます。
大切なこと
社会化期でどのような経験をしたかで、どんな犬になるかが決まると言っても
過言ではありません。なにか問題があっても後から直すことは出来なくはありませんが、
やはり覚えるまでに時間がかかってしまったり大変な事なので、
この時期にどれだけしっかりとしたしつけが出来るかが重要です。
ただし、しつけようと色んな事を詰め込み過ぎてもワンちゃんは困惑してしまいます。
個々のペースもあるので、無理せず一つずつ確実に出来ることを増やしていきましょう。
しつける項目と優先順位
しつけをする上で何を優先して教えるかも悩みますよね?
出来るタイミングが早く、優先順位の高い順にご紹介します。
来てすぐできること
この辺りのしつけは割とすぐに始められます。特に夜鳴きというのは
子犬ならではの特徴ですが、ここでしっかりしつけておかなければ、
後にケージなどに入れるとずっと鳴いているなどの問題行動につながる可能性があるので、
早めに対処しましょう。
詳しいしつけ方はまた別の記事で。
慣れてきたら
初めに来るのはやはり、後の問題行動を起こさせないしつけです。
噛んで良い物は与えたおもちゃだけだと教えられれば、人を噛んだり、他の犬を噛む、
物を壊すなどの問題行動を防げます。
所有欲は取り除ければ、もしも何か変な物を飲み込もうとしても
それを出してあげることが出来るようになります。
ご飯をあげる前に、「お座り」や「お手」等をさせてから
あげるようにルールをつければ、飲み込みが早くなります。
お散歩デビューする前に
お散歩に出ると色んな人や他の犬と触れる機会が増えます。その準備として、
まずボディコントロールが出来れば誰に触られても安心です!
そしてオビディエンスコントロールとは簡単に言うと、「お座り」「ふせ」「待て」「おいで」「はなせ」「ちょうだい」などなど色々な号令に犬が従えるように訓練することです。
「お座り」などが出来れば、行動の抑制が出来るので犬の興奮状態を抑え、
問題行動の対処をすることも出来ます!
「待て」などが出来れば、もし突然リードが切れたとしても犬が逃げないように制止できます。
「はなせ」などが出来れば、もし散歩中にくわえた物もすぐに出させることが出来ます。
ハウスや留守番が出来れば、外出時も安心になりますね!
注意点
ここまで、しつけのタイミング等ご紹介しましたが、初めにも言った通りまだ小さい子犬ちゃんなので厳しくビシビシしつけるよりも愛情をいっぱい注いであげることが一番大切です。
愛情を注ぎながら、必要なルールをしっかりしつけてあげてワンちゃんとの生活を楽しんでくださいね♪
しつけのタイミングは早いに越したことはありませんが、大きくなってもワンちゃんはちゃんと向き合えば理解してくれるので、焦らず根気よくワンちゃんのペースに合わせてあげて下さいね!